【東京奈良県人会】平成29年度東京奈良県人会文化交流会を開催しました。

東京奈良県人会の平成29年度文化交流会を9月14日(木)午後6時30分から東京都千代田区の
全国都道府県府県会館で開催しました。参加者は約60人。
奈良県東京事務所のご協力のもと今回は初めての映画鑑賞を実施。
映画の舞台となった奈良市の観光PRと合わせて、奈良市の今と昔を考えました。
上映した『大佛さまと子どもたち』は戦後の復興時期でもある1952年(昭和27年)に
清水宏監督により制作されたモノクロ映画。
幼い戦争孤児が東大寺をはじめ奈良市内の社寺仏閣で観光案内をしながら
自立していくさまを描いています。

たくましく生きる孤児たちから奈良における戦争の痕跡を見ると共に
今も変わらない奈良の風景に参加者からは様々な反響をいただきました。
戦前生まれの方からは「自分が生き抜いた戦後を思い出した」。
今の奈良を知る方は「奈良公園が雑草でおおわれ整備されていなかったんだ」。

そして仏像ファンからは「今はあの確度からの撮影は許可されないだろう」などの
感想をいただきました。最後は大佛さまの掌の平で眠る子どものシーンでしたが、
参加者の感想全てを物語っているものでした。
第2部は同会館地下の上海大飯店に場所を移し映画の感想や地元の話題、
近況を語り合いながら大いに盛り上がりました。